3つのできごとから感じ取ったことは、全部「わたしやる気あんの?」でした。
こんばんは。
最近、体調悪いアピール(※)が功を奏して、
(※本当に頭が割れるように痛くて、目が回って、気持ち悪いのが週の半分で、あとはやる気がなくておサボりもしてる。12時とか13時に出社してる。)
20時~21時くらい、遅くても22時半くらいには帰れるようになってきております。
まあ、早く帰ったところで、何をすればいいかわからなくて、
なにもしないでごろごろして、また次の日も体調が悪いんだけどね。
今日は、土曜日ということあって、平日と違って反省会をする時間。
ちっちゃい決断の積み重ねで、「やりたいことをやろう」と改めて決断できるような出来事が3つもありました。
同時にそれによって「自分だめだなあ」と思って落ち込んでいるけども。。。
人は、どんな瞬間も「選択」をして、毎日過ごしています。
そんなん当たり前じゃーん、と思われるかもしれませんが、生活していて、ほとんどのことは無意識で選択をしていると思います。
当たり前のように朝起きて、
ごはんを食べて、
当たり前のようにいつもと同じように電車に乗って、
電車の中でスマホをいじってニュースをチェックして、
会社に行って・・・
(わたしからするとこれすら、みんな無意識に毎日毎日できるのがすごいことだと思う)
その「選択」を、週末にするわけです。
いつも、土曜日はお付き合いしている彼と同棲しているアパートから、実家に帰ります。
神奈川だし、せっかく実家に帰るのに飲み会とか行っちゃうと親もさみしがるので、
だいたい夕方までしか遊べない。
でも私は土日に何にもしないとストレスが溜まります。
多分、何か有意義なことをしないといけない、っていう強迫観念がある。
勉強しないで落ちこぼれて、親からもクラスメイトからも見放されるのが怖かった学生時代の名残かもしれないけど。
まあ、仕事が有意義で学べることが多いなら土日何もしなくてもいいけど、
なんせ単純作業や自分の代わりがいくらでもいるような仕事ばかりだから、
当然すごく有意義だったわー、とはならないわけです。
小さな工夫をしたりとか、丁寧な仕事をして価値を出したりすることはできるけどね。
1.週末の予定を見直してみて、起業家の人たちのピッチを聞いた。
そんなんこんなで、習慣的にただ実家に帰るだけでなく、「選択」を意識してやってみました。
実はこの「選択」を意識的にするって、今流行りのマインドフルネスを日本にもってきた人、みたいないのうえさんが教えてくださったことなんだけども。
(まだ働いてない学生のときに、いのうえさんや、社会起業家と呼ばれる志の塊みたいな方々にくっついて過ごしていたから、どうしても仕事場では色々がっかりしてまう。)
選択肢① 前にインターンしていたNPOが開催している起業家の集まりに混ぜてもらって、そのNPOの人たちと新規事業のアイディアだしをする。
選択肢② 投資信託をしている会社が開催する、社会起業家のピッチ(支援してもらうために、事業や想いを語る)を聞きにいく
選択肢③ 実家に早く帰って、近所のおばあちゃんたちとお茶をする
選択肢④ 買い物してお茶をして、まったりする
①は、2週間前に同じような場に参加して、まあ楽しかったけど、自分が何者かを新しい人に紹介するときに辛すぎて、みんなキラキラしているので、気が向かなかった。
③と④は、もちろん大切なことだけど、どうも有意義なことをしないといけない(もちろん③と④に意義がないという意味ではない。『有意義』という言葉の使い方がおかしいかもしれない。でも、ここでは多少自分で自分を皮肉っているような使い方。『意識高い系』みたいな)と思って、①よりもハードルが低い②を選んだ。
まあ、開始から1時間以上遅れて到着したけどね。(13時くらいまで寝てた。。。ちなみに4時くらいまで、『うさぎドロップ』を読んで癒されていた。)
その起業家の人たちのピッチのテーマは、『自分の存在意義』だった。
業態はさまざま、NPOや一般社団、株式会社、任意団体。
でも、どの人も、微力ではあるけど、自分のやっている事業で受益者の人たちが良い方向に変わったことがあると言っていた。
それは、遠いウガンダのシングルマザーだったり、
虐待を受けたこどもたちだったり、
地方の漁師さんたちだったり。
対象なんかどうでもよくて、大事なのは胸を張って「私は私にしかできないことをやっていて、そしてそれで何かがよくなっている」と確信できることだ。
起業家って、ギラギラしてて、すごくチャレンジングで、意識高いわ~
みたいなイメージがあると思っていて、なんだかあまりなじみのない人たちには、
自分が「社会起業家支援のNPOでインターンしてました」って言うと、
すこし気恥ずかしい。(気のせい?)
でも、ちがうんだよね。
私の知っている起業家さんたちは、
あることに対してすごく情熱的で、
それをものすごく泥臭くやっていて、
そして孤独で、
悩んでいて、
なんというか、少年少女の心のままの大人たちが本気で遊んでいるというかんじ。
『大好きなことを、精いっぱいうまくやる』とか
『Listen to your inner voice』とかって言葉を、起業家の方々は引用してました。
学生時代にお世話になったNPO業界の人にも会って、
第一声「わたし、存在意義まったく感じてないです!」
って胸を張って言ってしまった。それは、笑えるほどに心の声なんだろうな。
思い切って「選択」してよかったなあと思います。
2.すごいミーハーだけど、ホリエモンの「多動力」を買った。
地元の友達と帰る約束をしていて、待ち時間があったので本屋に行った。
一応目的はあって、スーパー熱しやすく冷めやすいタイプなのでw、起業家さんの話していた本を探そうと思っていたのだけど、見つからず。
英治出版のソーシャルセクター系の本って全然ないんだよな・・・
ちなみに欲しかったのはこれ。
アキュメンファンドのことはまだ良く知らないのだけど、アメリカの財団で、貧困に対して立ち向かう事業に出資しているし、日本にも支部があることは聞いたことがある。
ウガンダで会社立ち上げた方がこの中から言葉を引用していたので、欲しいなあと。
ブルー・セーター――引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語
- 作者: ジャクリーンノヴォグラッツ,Jacqueline Novogratz,北村陽子
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2010/02/02
- メディア: 単行本
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まあ、これがなくて、自己啓発本みたいなのは好きではないけど、うろうろしていた。
そしてホリエモンの本を立ち読みしたら、なんかここはあまり「選択」はせず、
今仕事がつまんなくて悩んでいる自分にぴったりだし、自分に喝を入れるつもりで、お会計にソッコーで向かいました。
書いてあることはシンプル。
- 誰もお前のことなんか見てないから、気にせず好きなことやれ。
- もうインターネットがあるんだから、やりたいことはなんでもできんだろ。
- 自分の肩書、3つ言ってみろ。なかったら、今日からなんか始めろ。
- 専門性で食っていく時代は終わった。今は産業は縦割りじゃなくて、産業の壁がないんだから、おもしろいことやれ。
こんなかんじ。
ぐさっときますね。
「ブロガー」「エンジニア」「社会起業家」みたいに、30歳までに『なにやってっかわかんなひと」になりたい。
結局、こんなことを言いながら、失敗することが怖くてできていないのですが。
2.水野しずという、すごい気持ちいい芸術家を知った。
わたし、エンタメにすごく弱くて。
芸能人とかわからないんですけど。
実家でテレビを親が垂れ流していて、この人を知りました。
「『友達になってください』っていう人いみわかんない」
「デパートで絵を描くお仕事を依頼されてたけど、なんか予定調和的でいやになってうんこって書いたまま放置したらクビになった」
とか言ってて、頭ぶっとんでる、と思いつつ、
わりと私も同感するし、大学時代はそういうこと言ってたと思う。
素直に生きているなあ、とすごく気持ちよくなった。
さっき紹介した本もそうだけど、私は知りたくなるとすぐ調べるので、
この人のこともすぐネットで調べた。
そんで、読んでいた記事がこちら。気持ちいい題名ですね。
一人の人間が状況に応じて多様な生き方をするのが当たり前でそのためのインフラが整っておりやりたいこともあるのに今すぐ始めないことが不思議でしょうがない、もっというと本当にやりたいわけではないのでは。
ホリエモンの本をざっと読んだあとにこの記事を読んで、
ああなんて今日はグサグサとくる日なんでしょうと思った。
でも、水野さんの言う通り、自分は本当は毎日だらだら過ごして、
なんとなくお金をもらってそれなりに暮らして年を取ることを望んでいるんじゃないかな、とも思ってきた。
有意義なことをやらなきゃいけない
感動的な起業家みたいなストーリーを生きなきゃいけない
そんな刷り込みをむしろされているんじゃないかと。
皮肉ですが、そんな強迫観念みたいなものがあったりしてね。
真実は分からないけど。何が自分の気持ちかなんて、しっかりとした根拠もないし、すぐ移り変わるし。そんなもんだと思っている。
でも、やりたいこと、ってなんだろう、って高校のころから真剣に考えている。
医者になりたい、
弁護士になりたい、
むしろ大企業でめっちゃ稼ぎたい、
と常に周りにはそれなりに「~たい」な人がいて、不思議でたまらなかった。
かといって、私の中に情熱がないかと言われればそうでもないんだけど。
学生団体に2年間ささげたし(単位もわりと削られた。10人くらいの語学の授業が中心なのに、PC持ち込んで団体の資料づくりとかして、挙句の果てにがっつり突っ伏して寝て教授にあきれられたり)、
インターンもNPO界隈で3~4つやった。社会を動かしたりしている実感があって、ドキドキした。
でも、普通に総合商社とか、でっかい企業へのあこがれもあったりして、
「修行してからNPOか起業するわ!」と言って、普通に就活して、
やっぱり企業でやりたいこととかないから嘘つけなくて最終面接で落ちて、
今の会社でエンジニアやってたりして。
長々と駄文ばかりでしたが、
要は何がやりたいかわかんねーやあ。ということでした。
世の中の人はどういう気持ちで毎日生きているんだろう。
不思議だ。
会社の人たちにインタビューでもしてみっかなあ。
ほんとにあの人たち、楽しいのかなあ。